外傷や風邪で発熱し、解熱するまでの体温のセットポイントと実際の体温(核心温度)の変化の例を図に示す。全身のふるえが起こるのはどれか。

1つ選んでください。

解説(当社作成)

体温のセットポイントが急に上昇した直後は、実際の体温(核心温度)がまだ低いままです。身体は「体温が不足している」と認識し、骨格筋の律動的な収縮=全身のふるえ(悪寒戦慄)で熱産生を高めます。この区間が②です。

図のどこを見るか

破線(セットポイントの設定値)と実線(実際の体温)の2本の線の間に差があるかどうかを見る。②の区間は破線が先に上がり、実線がまだ追いついていない

なぜこの区間だけか

ふるえは「体温が目標より低い」と身体が判断したときに起こる。両線が重なっている区間(③⑤)では、目標と実際が一致しており、ふるえは起こらない
- :セットポイント上昇の直前。まだ体温上昇が始まっていない - :両線がほぼ重なる高熱維持のプラトー区間 - ④⑤:セットポイントが下降した後、実際の体温がまだ高く発汗などで熱放散が進む解熱期 ポイント:ふるえは、セットポイント上昇後、実際の体温がまだ追いついていない区間に起こる。

出典:第113回看護師国家試験 午後77問(厚生労働省公表)、公共データ利用規約(第1.0版)/編集:株式会社Medi-LX
組版由来の字間・改行を整えています。