事例
午前 9 時、震度 6 強の大地震が発生した。発災直後、A 病院では傷病者への対応として救急病棟に 8 床確保した。その応援のために各部署から看護師 3 名、医師 2名、臨床工学技士 1 名、臨床検査技師 1 名、理学療法士 1 名が救急病棟に集まった。救急病棟のリーダー看護師は他部署から集まったスタッフとカンファレンスを行った。
リーダー看護師が指揮する内容で適切なのはどれか。
解説(当社作成)
災害でも職種ごとの業務の範囲は変わりません。臨床工学技士は、医師の指示の下に生命維持管理装置の操作と保守点検を行う専門職です(臨床工学技士法)。揺れのあとに機器が正しく動くかを確かめる仕事は、その力がもっとも生きる割りふりです。
- 1 理学療法士に採血:理学療法は運動や物理的手段による治療で、採血は範囲外。診療の補助として採血を行えるのは臨床検査技師(医師の具体的な指示のもと)
- 2 自己判断で輸液:輸液は医師の指示が要る(保健師助産師看護師法第37条)。この場には医師が2名いる
- 4 名乗る行為を省く:患者誤認に直結する。混乱時ほど本人確認は省かない
ポイント:災害時こそ、誰に何を頼めるかを職種の法的な役割から考える。
出典:第115回看護師国家試験 午前118問(厚生労働省公表)、公共データ利用規約(第1.0版)/編集:株式会社Medi-LX
組版由来の字間・改行を整えています。