最も危険なのは
慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉です。
なぜ起きるか
COPDでは慢性的に二酸化炭素が高いため、呼吸中枢がCO₂の刺激に鈍くなり、低酸素が呼吸のきっかけ(低酸素性呼吸ドライブ)になっている。ここへ高濃度酸素を与えるとそのきっかけが消えて呼吸が減り、CO₂がさらに溜まる症状と対応
頭痛・発汗・意識障害(傾眠→昏睡)・羽ばたき振戦。🔴 「落ち着いてきた」と見えるのが危険なサインのことがある
∴ 低濃度・低流量から開始する。目標のSpO₂は、Ⅱ型呼吸不全(CO₂が溜まっている状態)なら88〜92%、そうでなければ90〜95%(日本呼吸器学会 COPDガイドライン第6版)。酸素を与えないのではなく、上げすぎない
ポイント:低酸素が呼吸のきっかけになっている。酸素は必要だが上げすぎない。
🔎 この解説の一部は、看護学の標準的な教科書に共通する記述に基づいています(学会ガイドライン等の一次資料に、対応する記載が見当たらない箇所)。