A さん(55歳、男性)は筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉で、経口摂取と胃瘻による経管栄養を併用し、在宅療養することになった。A さんと家族介護者への指導内容で適切なのはどれか。
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解説(当社作成)
適切なのは経口摂取中は頸部前屈位とすることです。
- 理由=頸部前屈位は嚥下反射惹起の遅延への対応で、顎を引くことで喉頭蓋谷に食塊がとどまる時間をつくり誤嚥しにくくする。ALSでは球麻痺により嚥下障害が進む
- 1 水分は経口による摂取とする:誤り。🔴 水分(さらさらした液体)は誤嚥しやすい(速く流れるため、嚥下反射が起きる前に喉頭へ達しやすい)。とろみをつけるか胃瘻からにする
- 3 経管栄養剤以外の注入を禁止する:誤り。水分・薬剤も胃瘻から注入できる
- 4 注入時間に合わせて生活パターンを変更する:誤り。🔴 逆。生活に合わせて注入時間を調整するのが在宅療養の原則。療養が生活を支配しないようにする
ポイント:顎を引く。水分こそ誤嚥しやすい。生活に合わせて注入時間を決める。
🔎 この解説の一部は、看護学の標準的な教科書に共通する記述に基づいています(学会ガイドライン等の一次資料に、対応する記載が見当たらない箇所)。
出典:第113回看護師国家試験 午前67問(厚生労働省公表)、公共データ利用規約(第1.0版)/編集:株式会社Medi-LX
組版由来の字間・改行を整えています。