術後の創傷治癒が遅延する因子となる検査値はどれか。
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解説(当社作成)
遅延の因子になるのはアルブミン2.2g/dLです。
- 🔴 低栄養(低アルブミン血症)は創傷治癒を妨げる代表的な因子。コラーゲンの材料が不足し、浮腫によって組織への酸素・栄養の供給も落ちる
- 日本の共用基準範囲(JCCLS)は4.1〜5.1g/dLで、2.2は明らかな低値
- 🔴 3.5g/dLは基準範囲ではなく、低栄養のリスクを区切る値(栄養スクリーニングで広く使われる区切り=3.6以上は低リスク/3.0〜3.5は中リスク/3.0未満は高リスク)。基準範囲とは別の量なので混同しない
- 2 eGFR 62:軽度の低下だが、創傷治癒の遅延因子として選ぶほどではない
- 3 PaO₂ 88Torr(室内気):基準範囲(およそ80〜100Torr)
- 4 HbA1c 5.5%:JCCLS の共用基準範囲(4.9〜6.0%)の中。🔴 ただし糖尿病の診断は日本糖尿病学会の基準(6.5%以上が糖尿病型)で行う=基準範囲に入っていることと、糖尿病でないことは別の判断。🔴 HbA1cが高ければ(血糖コントロール不良)創傷治癒は遅れるが、5.5%は問題ない
- 他の遅延因子=ステロイド・喫煙・低酸素・感染・高齢・血流障害
ポイント:低アルブミンは材料不足と浮腫の両方で治癒を妨げる。
出典:第113回看護師国家試験 午後42問(厚生労働省公表)、公共データ利用規約(第1.0版)/編集:株式会社Medi-LX
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